■ 高配当株の仕組みが分かる
■ 高配当株の始め方を知りたい
■ オススメの銘柄を買いたい
高配当株とは?

最近、「高配当株」って聞くけど何のことかよく分からないわ



分かりやすく解説していくね!
「高配当株」とは、配当利回りが高い株式のことを指します。具体的な数字基準があるわけではありませんが、おおむね3.0%を超える銘柄は「高配当株」に分類されるケースが多いです。ちなみに、配当利回りは以下の計算式によって求められます。
配当利回り=1株あたりの年間配当金/株価
例)1株3,000円、年間配当金額90円の場合→配当利回りは90/3,000=3.0%となります
高配当株を始めよう!
我が家は「インデックス投資」の次の投資として「高配当株」をオススメしています。もし投資にまわす資金が少しでもある「子育て世代」は、「高配当株」を始めてみましょう。「高配当株」は誰でも簡単に始めることができます。具体的な始め方は以下のとおりです。


株式は通常は100株からしか購入できませんが、楽天証券やSBI証券などは1株から買うことができます。ですので、手元にまとまった資金がなくても高配当株を購入することが可能です。



数百円から買えるのは初心者にとって嬉しいわね



そうだね。気軽に始めることができるのも高配当株の魅力だよ!
高配当株のメリット
①安定した配当収入を得られる
②手間や追加費用がかからない
③必要なときに現金化できる
①安定した配当収入を得られる
「高配当株」の最大のメリットは、「定期的に安定した配当収入を得られる」ことです。日本株の場合は年2回、米国株の場合は年4回配当金が出る銘柄が多くなっています。日本株や米国株などをうまく組み合わせることで、毎月定期的に配当金を得られるようにすることも可能です。



これが一番嬉しいメリットよね!



我が家は今では年間数万円配当金が入ってくるよ!
②手間や追加費用がかからない
「高配当株」は株式を保有しているだけでよいので手間や追加費用がかかりません。例えば、不動産投資の場合、物件の維持管理や賃借者の募集、不動産屋との連絡調整などを行う必要があります。一方で、「高配当株」は、証券口座に株式を購入すれば、後は放っておくだけで定期的に配当金が入ってきますので、日々の子育てに忙しい子育て世代にもピッタリです。



持っているだけでよいのは楽で良いね!



みんながイメージしているよりも簡単なのが高配当株の一つのメリットだよ!
③必要なときに現金化できる
「高配当株」は、必要な時にいつでも現金化できます。高配当株の売却後、現金を受け取れるのは3営業日または4営業日が一般的です。子どもの教育費や養育費など、急遽お金が必要になった場合でも、すぐに現金化できるのは投資初心者にとってもありがたい特徴です。



株っていつでも現金化できるんだね!知らなかったわ(笑)



ただし、株価によっては損失を被る可能性もある点は注意してね!
高配当株のデメリット
①配当金に課税される
②株価の大幅な下落もあり得る
①配当金に課税される
「高配当株」を含む上場株式の配当金には、合計20.315%の税金(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)が課税されます。そのため、実際に受け取れる配当金は、配当利回りの水準よりも少なくなる点に注意が必要です。
ただし、このデメリットはNISAを利用すれば簡単に解決できます。実はNISA口座を利用すれば配当金を非課税で受け取ることができます。NIAS口座を開設するだけで、高利回りな配当金を非課税で受け取ることができますので、必ずNISA口座で高配当株を始めましょう。



NISA×高配当株という組み合わせは最強なんだね!



そうだよ。NISAはインデックス投資以外も万能だからね!
②株価の大幅な下落もあり得る
「高配当株」の配当利回りは将来にわたって確約されたものではありません。企業の業績等によっては将来的には減配や株価が下落するリスクがあります。「高配当株」を始める人は、あらかじめこれらのリスクを理解したうえで購入する必要があります。



投資には「リスク」がつきものよね!



メリットもリスクもしっかりと理解することが大切だね!
高配当株を始める際のポイント
過去の配当金推移をチェックする!
「高配当株」と呼ばれる銘柄の中には、長期的に高配当を維持している銘柄と、一時的に配当金を引き上げたに過ぎない銘柄の両方が含まれています。安定的な配当収入を得るためには、長期間にわたって高配当を維持している銘柄を選ぶことがポイントです。



でもどうやって調べればよいの?



証券会社のアプリ等で簡単に調べることが可能だよ!
配当性向をチェックする!
「高配当株」を購入する際は、「配当性向」も必ずチェックしましょう。「配当性向」とは、税引後当期純利益のうち、どれだけの割合の配当金を支払ったかを示す割合です。つまり、会社が1年間で設けたお金からどれだけ配当金として株主に還元しているかは、「配当性向」を見ることで分かります。
例)税引き後当期純利益10億円、配当総額5億円の場合→配当性向は5/10=50%
「配当性向」が高い会社は、無理して配当金を支払っている可能性があり、将来的に減配のリスクも考えられます。一方で、「配当性向」が低い会社は、配当金を支払う余力を残しているため、将来的な減配のリスクは比較的低いと考えられます。一概には言えませんが、概ね30〜50%程度であれば安定的な水準と考えてもよいでしょう。



なんか難しいね・・・



これもネットで簡単に調べることができるんだよ!
我が家のオススメの高配当株
オススメの高配当株7選
①三菱HCキャピタル【銘柄コード:8593】
三菱HCキャピタル株式会社は、大手総合リース会社です。2000年3月期以降、連続増配を25期連続で達成しており、上場企業の中でもトップクラスで増配記録を伸ばしています。また、配当金はこの25年で1株あたり0.8円から、1株あたり37円と約46倍に増加している点も評価できます。1株あたり1,000円前後で購入できる点も初心者にとってオススメです。


②KDDI【銘柄コード:9433】
KDDI株式会社はみんなのよくご存知の大手電気通信会社です。2003年3月期以降、連続増配を22期連続で達成しており、こちらも上場企業の中でもトップクラスで増配記録を伸ばしています。また、配当金はこの22年で1株あたり2.9円から、1株あたり140円と約48倍に増加している点も評価できます。


③日本たばこ産業【銘柄コード:2914】
日本たばこ産業株式会社(略称:JT)は、たばこを始めとする日本の食料品製造会社です。魅力は何と言っても高利回り。直近の2023年12月期の利回りは5.32%と非常に高い水準を保っています。世界トップレベルの技術を活かし、130以上の国と地域でたばこ製品を販売しており、今後も順調に推移することが予想されています。


④日本電信電話【銘柄コード:9432】
日本電信電話株式会社(NTT)は、日本の大手電気通信事業者です。2012年3月期以降、連続増配を13期連続で達成しています。また、株式の保有期間に応じて、「dポイント」がもらえる優待もあり、100株以上を「2年以上3年未満保有」していると「1,500ポイント」付与されるなど、dポイント経済圏の人にとっては嬉しいメリットもあります。
また、これまで同社の株は最低でも40万超は必要でしたが、2023年6月から1株が25分割されており、従来の25分の1の資金で購入できるようになったため、投資初心者に人気も高いです。


⑤INPEX【銘柄コード:1605】
株式会社INPEXは、国内外で石油・天然ガス等の権益を持つ大手石油開発会社です。2020年12月期に減配するなどやや業績に波も見られますが、2021年12月期以降、連続増配を2期連続で達成しています。特に、日本はもちろん、世界のエネルギー需要は中長期的に顕著な需要が見込まれていることから、今後の業績にも期待ができます。
また、INPEXは400株以上を1年以上継続保有することで、「オリジナルデザインのQUOカード」がもらえる株主優待も実施しています。


⑥積水ハウス【銘柄コード:1928】
積水ハウス株式会社は、日本の大手住宅メーカーです。2013年1月期以降、連続増配を12期連続で達成しており、上場企業の中でも順調に増配記録を伸ばしています。また、配当金はこの12年で1株あたり20円から、1株あたり123円と約6倍に増加している点も評価できます。


⑦三井住友FG【銘柄コード:8316】
株式会社三井住友フィナンシャルグループは、メガバンクの三井住友銀行などを傘下に置く三井グループ・住友グループの金融持株会社です。2010年3月期以降、14期連続で減配がなく順調に推移しています。大手金融グループの一つでもあり、グループ全体のSMBCグループの業績は好調で今後も安定して推移していくことが予想されています。


まとめ
どうでしたか?「高配当株」について少し理解できましたか?
上でも述べましたが、投資初心者が「インデックス投資」の次の投資としてオススメなのが「高配当株」です。1株の少額からでも始めることができるうえ、配当利回りや配当性向を確認することで優良な高配当株かどうか見極めることもできます。
まずは、1株ずつ購入し、相場や仕組みに慣れつつ、徐々に買い増していきましょう。配当金がある程度入ってくるようになるまでは、少し資金力が必要ですが、決して夢ではありません。我が家でもコツコツ買い増した結果、今の生活がありますので、子育て世代の皆さんはぜひ参考にしてみてください。
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