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学資保険はいらない?不要と言われる理由や我が家の考え方を紹介

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■ 学資保険の特徴が分かる

■ 自分の家庭に学資保険が必要か否か分かる

■ 子どもの教育費の準備方法が分かる

目次

学資保険とは?

いぶりんママ

子育て世帯なら誰しも学資保険の加入を検討したことがあるよね〜
いまいち必要かどうかよく分からなかったわ!

学資保険とは、子どもの教育資金の準備を目的とした貯蓄型の保険です。その特徴として、子どもが契約時に定めた年齢になると満期保険金を受け取ることができる一方で、契約者である親に万が一のことがあった場合には、保険料の払い込みが全額免除されます。

いぶりんパパ

我が家も子どもが産まれた段階で学資保険の加入を検討したよ!
みんなもぜひ参考にしてみてね!

学資保険が「不要」と言われる理由

学資保険がSNS界隈で「不要」と言われる最大の理由は、「返戻率がよくないから」です。

いぶりんパパ

返戻率とは、払い込んだ保険料の総額に対して、受け取れる満期保険金の総額割合のことだよ!

かつての高金利時代は利回りがよく、120%を超える学資保険もありましたが、近年は100〜105%程度の商品が一般的となっています。例えば、返戻率105%の場合、総額200万円の保険料を支払って、受け取れる満期保険金は210万円です。「長期間にわたって保険料を支払い続けてたったの数万円しか増えないのであれば、他の方法で資産運用した方がお得!」というのが、学資保険がいらないと言われる最大の理由です。

我が家の考え方

各家庭の資産状況やライフステージ等によっては学資保険に加入するのも選択肢の一つだと考えます。ただし、学資保険だけの選択はリスクが高すぎるので、例えば、「現金貯金」+「学資保険」あるいは「現金貯金」+「投資」+「学資保険」など、セカンドオプションサードオプションとして選択することが大切です。

実は我が家でもリスク分散ためにサードオプションとして「学資保険」に加入しています。「「現金貯金」+「投資」+「保険」の3本柱でしっかりとリスク分散を図る」というのが我が家の教育費のハイブリット戦略」です。

いぶりんママ

あくまで複数の手法を組み合わせるときの一つの選択肢ってことね!

いぶりんパパ

そうだよ!
組み合わせに正解はないので自分の家庭に合った方法を見つけることが大切だよ!

学資保険のメリット

いぶりんママ

ここからは学資保険のメリットとデメリットをそれぞれ見ていくよ!

①親が万が一の際は保険料の支払いが免除

学資保険では、契約者である親が亡くなったり、高度障害状態になった場合に、それ以降の保険料の払い込みが免除されます。もちろん、払い込みが免除された場合でも満期保険金を受け取ることができます。親に万が一のことがあっても、子どもの教育資金を確保できるのが、学資保険の最大のメリットです。

いぶりんパパ

「貯蓄」だけではなくて、しっかりと「保険」の役割も有しているのがメリットだね!

②生命保険料控除の節税効果

学資保険は生命保険の一種なので、保険料は生命保険料控除の対象となります。会社員の場合は年末調整の時期に、自営業の場合は確定申告時にそれぞれ申告することで、所得税については最大で4万円住民税については最大で2万8,000円の控除が受けられます。

年間の支払保険料等控除額
2,000円以下支払保険料等の金額
20,000円超40,000円以下支払保険料等×1/2+10,000円
40,000円超80,000円以下支払保険料等×1/4+10,000円
80,0000円超一律40,000円
表:所得税の控除額一覧
年間の支払保険料等控除額
12,000円以下支払保険料等の金額
12,000円超32,000円以下支払保険料等×1/2+6,000円
32,000円超56,000円以下支払保険料等×1/4+14,000円
56,000円超一律28,000円
表:住民税の控除額一覧
いぶりんママ

学資保険の場合、年間10〜15万程度の保険料を支払っている家庭が多いため、いずれも控除の上限に該当するケースが多いんだね!

③半強制的に貯金できる

半強制的に貯金できるのも学資保険の魅力です。学資保険では、指定した口座から決められた日付に保険料が自動的に引き落とされます。仮に途中で解約しようとした場合には元本割れするリスクがあることから、貯金が苦手な人でも半強制的に貯金をすることができるというわけです。

いぶりんパパ

ついつい使ってしまうという人は学資保険に向いているね!

学資保険のデメリット

①返戻率がよくない

上でも述べましたが、学資保険は返戻率がよくありません。近年は100〜105%の商品が一般的となっており、NISAなどの投資信託と比べても利回りが劣る印象は否定できません。もちろん学資保険は保険ですので、投資信託と単純な比較はできないかもしれませんが、リターンだけを気にする人にとってはメリットが大きいとは言えません。

いぶりんママ

最近の投資信託と比べるとどうしても返戻率が気になってしまうわ・・・

②途中でお金を引き出すことができない

預貯金とは異なり、学資保険は、解約しない限り払い込んだ保険料を途中で引き出すことができません。仮に途中で解約しようとした場合は元本割れを起こすリスクがあることから、よほどの理由がない限り途中解約もオススメできません。そのため、急遽まとまったお金が必要になったときには対応できないというデメリットがあります。

いぶりんパパ

これは貯金と組み合わせることが解決することができるデメリットだね!

③インフレに弱い

学資保険は将来的な物価変動(インフレ)に弱いというリスクを有しています。なぜなら、学資保険は契約時の返戻率で固定されるので、保険金の受け取り時にインフレで物価が上がっていると、実質的な返戻率が減少することになり、最悪の場合、必要な教育資金が不足するという可能性もゼロではありません。

いぶりんママ

満期で200万円受け取りの場合、仮に18年後の大学費が300万円になっていたら、足りなくなってしまうということね・・

学資保険が不要な家庭はこんな家庭!

①貯蓄や資産運用が得意な家庭

貯蓄や資産運用が得意な家庭には学資保険は向いていません。そういう人は自分でコツコツ貯金や資産運用しながら教育費を増やした方が効率がよいからです。

いぶりんパパ

「貯蓄に自信がある」、あるいは「資産運用の知識がある」人は貯蓄や運用を継続していくことが大切だよ!

②途中でお金を引き出す可能性がある家庭

学資保険は途中でお金を引き出すために解約すると元本割れするケースがほとんどです。つまり、解約すると損してしまうので、途中でお金を引き出す可能性がある家庭は学資保険は向いていません

いぶりんママ

途中でお金を引き出しにくいのは学資保険のデメリットの一つだね!
これはしっかりと覚えておかないといけないね

③教育費の貯蓄がある程度できている家庭

学資保険の目的は子どもの将来の教育費を貯めることなので、すでにある程度の教育費が貯まっている家庭はわざわざ学資保険に入る必要はありません

いぶりんパパ

すでにお金が貯まっている場合は、NISAなど効率の良い資産運用を検討するのが良いよ!

学資保険が必要な家庭はこんな家庭!

①貯金するのが苦手な家庭

学資保険は、半強制的に貯金できるので、貯蓄が苦手な家庭でも教育資金を確実に準備することができます。日々、子育てに追われて計画的に貯蓄できない人、浪費癖のある人、継続的に貯蓄することに自信がない人などは学資保険の加入を検討してみてもよいと思います。

いぶりんママ

子育て世帯は何かと出費も多くて、貯金するのが苦手な人も結構多いよね〜

②自分に万が一のことがあった場合に教育資金が心配な家庭

自分に万が一のことがあった場合に保険としての機能を備えておきたい家庭にも学資保険はオススメです。なぜなら、学資保険は、契約者である親が亡くなったり、高度障害状態になった場合それ以降の保険料の払い込みが免除されるうえ、しっかりと満期保険金を受け取ることができるからです。

いぶりんパパ

払い込みの免除+満額受け取りできる点が魅力の一つだね!

③資産運用が苦手or不安な家庭

元本割れを招くリスクのある資産運用で教育資金を準備するのは、投資初心者や経験がない人にとっては不安を感じることも多いと思います。そういった理由から資産運用をしておらず貯金のみで貯めようとしている家庭にとっても、学資保険はオススメです。

いぶりんママ

私たちは資産運用の勉強をしているのでリスクも理解しているけど、経験がない人にとってはお金が減るのは受け入れ難い面もあるわね・・

結論

学資保険のメリット・デメリットは理解できましたか?学資保険は、保険商品という性質上、メリットにもデメリットにもなる特徴を有していますが、各家庭の資産状況将来準備したい金額、考え方などによって、教育資金を準備する方法は異なってきます。

我が家では、各家庭の資産状況やライフステージ等によっては学資保険に加入するのも選択肢の一つだと考えます。ただし、学資保険だけの選択はリスクが高すぎるので、学資保険に加入したい家庭は、セカンドオプションサードオプションとするなど、しっかりとリスク分散を図りながら自分達に合った方法を選択することが大切です。

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この記事を書いた人

○公務員FPパパと元銀行員ママが記事を作成
○NISA、税制、家計管理など子育て世帯のお金に関して分かりやすく発信
○真似すれば子育て世帯でも年100万以上お金が貯まる
○「子どものやりたい」を一緒に叶えよう!

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